タップシューズというものは、タップダンサーにとって
自分の相方のようなものです。
女にとっては旦那であり、男にとっては妻であり。
踊る回数が増えていくと、自然にタップシューズの数も増え、
関係の数も増えていきます。
妻一人だったのが、愛人ができ、恋人ができ、
友達以上恋人未満なんていう存在もでき。
しかし、どんなに強く想っていても
そんな相方のようなかけがえのない存在も時に
つかみ所を間違えて
手の平からスルスルとすり抜けていくこともあるようです。
先日、スタジオに向かう途中で、バスで大爆睡をしていた私は
うっかりと、私の大切な相方をバスに放置したまま降りてしまいました。
中目黒の駅で気づき、中目黒の駅員さんたちの前で大パニック。
手放してこんなにも動揺するのなら、手放すなよ、という話で。
でも、このパニック状態の支離滅裂な女に対して
駅員さんたちはとっても親切に熱心にいろんなところに電話してくれ、
永福町のバスの車庫のようなところで、感動の相方との再会を果たしたのでありました。
「エンダーーーーイ♪」(ボディーガードより)という感じでした。
もう二度と手放さないからねハニー♪
と相方との絆が深まった1日なのでありました。
その相方とは、この1年何個か舞台を乗り切った愛しのヒール君。
今、いろんな色だったり、模様だったり、アレンジできるようですが、
やはり私はこの子を愛して病まないのであり、
当分、愛人は作らないと決心いたしました。
皆様、大切な人は手放さないように。
明日は、いよいよPLUGですーーーーーー!!!イエイ。